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2009年12月6日

由緒正しいメロンパン

丸くて上にビスケット生地が乗ってて、そのひび割れ具合がマスクメロン風だから、メロンパンと言う、というのが正しいメロンパンだと思っていました。しっとり皮にメロンエッセンス入りのもあるけど、あれは邪道だと思っていた。ところがところが。

先日、「大阪豆干」を探しに(ついでに紅葉も見に)大阪に行った。豆干を探してコンビニを見かける度におつまみコーナーをチェックしたが予想通り豆干はなかった。豆腐料理屋まで行って豆腐御膳を食べたけど、やっぱり豆干はなかった。ないだろうと思っていたからそれはいいんだけどさ。東京でも大阪でも売っているものはあまり違わないのね、と他の棚もうろうろしていたら、ふとパンの棚にヘンなメロンパンを見つけた。

丸くない。アーモンドカステラみたいな形。ベタベタする重たい皮の中に、白餡が入っていてずっしり重たい。食べると皮も中身も激甘でおなかもずっしり重たくなる。パッケージにはマクワウリ型であると書いてあった。マクワウリというのは丸くなくて長ぽそいウリでメロンじゃないじゃんか。スイカのような縞々はあるけど、デコボコはしてないのでこの形はアーモンドカステラから来たんじゃない?と思った。神戸発祥と書いてあるけど神戸パンというより京都パン風。どこか和菓子っぽい感じ。

さて帰って来てからあれは何だったんだろうねとWikiで「メロンパン」を引いてみると・・・・なんと白餡入りマクワウリ型メロンパンの方が由緒正しい元祖メロンパンで、今まで私がメロンパンだと思っていたのは「サンライズ」というのが元の名称だったのだそうだ。えええええっ。
Wikiによると、明治時代にはマクワウリのことを「メロン」と呼んでいたのだそうだ。ま、海外ではウリのことをまとめてメロンと呼んでいるので(スイカもウォーター・メロンだし)、別に間違いではないけど。そうだとしてもあのパンはマクワウリには見えない。だから「メロンパン」の名前を「サンライズ」に奪われる羽目になったのではないか。最初から「アーモンド・あんパン」にしとけば良かったんだよ、ぶつぶつ。

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